タイトル『ココロノトビラ 第4話』
ふと、前方しか見ていなかったエドがこちらを向く
「・・・・・危ない!!!!」
考えを巡らせていた一瞬の出来事だった
「っ、くそ・・・!」
遠方から飛んできた流れ弾が、の身体を直撃した
「・・・っ・・・!!」
ザッとその場に片膝を付く
青ざめた様子で駆け寄ろうとするエド
それは戦場慣れしていない彼には当たり前の行動だった
前線を守る仲間が打たれたのだ
しかし、はその行為を遮るように出来る限り大声で叫ぶ
「・・・来るな!お前まで打たれる・・・!!」
ここは戦場
神経がおかしくなる場所
自分のせいで彼に怪我をさせるのだけは避けたかった
その場に踏み止まったエドを見て、は満足そうに微笑む
『 お前にも、前だけを向いていて欲しいんだ 』
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