タイトル『ココロノトビラ 第1話』
辺りに
飛沫が舞い上がる
飛沫の後に待つのは、痛みを伴うこと無い 死
『 迎える最期が楽ならば、私に殺されていいだろう? 』
「き、来たぞ!・・・神水の錬金術師、・だ!!」
世は戦乱だった。
”くだらない戦いのために、私は従うのではない”
そんな考えは通用しない。
招集が掛かれば、
直ちに人間兵器と化す。
それが、国家錬金術師。
その一人が、私だ・・・
国の役に立てれば、と志願したこの道。
は苦笑した。
戦乱で功績をあげる事は、確かにこの国のためかもしれない
しかし、罪の無い者ばかりなのでは無いだろうか・・・
私と同じように、国のためにと赴いてる人間もいるのだろうに・・・・・
突撃して殺す
背後を狙う
後ろをつかれた、お前が悪い
抵抗しようものならば、情けも掛けず
懇願されても、一瞬で
恐怖に満ちたその顔に、何度吐き気を覚えただろう・・・
絶望に満ちたその顔に、何度涙を流しただろう・・・
『 そんな時だったな、あいつに出逢ったのは・・・ 』
忠誠を誓っていた上官は、ある日お前を連れてきた。
大佐は、あえて『 人間兵器 』とは口にしない。
『 彼も国家錬金術師だ 』と。
あの日から、上官に抱いていた気持ちが 変わり始めていたのだろう・・・?
それは、恋にも似た 『 敬愛 』で
お前への『 愛 』とは異なった
『 愛 』とは、言葉では伝えきれぬ想いばかり・・・
いつか私が、もう少し素直になれたなら
『 少しでいいから、ずっと二人で・・・ 』
こんな言葉を言う資格、一度でいいから 与えて欲しい・・・
閉じた心を解かしたのは貴方、
扉を叩いたのも、開けたのも
―――
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お待たせ致しました><
キリ番のお部屋で、リクを頂いてました新連載です!
本当に遅くなってしまって申し訳ありません;;
もう、藍月様も来て下さって無いですよね・・・(滝汗) ノロマですいませ
プロットを発見したので、即座に書き始めた次第です。
こんな新連載でも、お付き合い頂けると嬉しいです(>_<)
では、失礼致しました。
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